セスブック 初期SESSION 第2巻(中編):時間と空間の正体、宇宙を支配する「5つの内なる法則」とは

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 前編では、私たちが「現実」と呼んでいるこの物理世界が、実は意識による投影、すなわち「迷彩(カムフラージュ)」であることを学びました。
 では、その迷彩の舞台裏では、どのようなルールが働いているのでしょうか?

 時計が刻む一分一秒、そして私たちが移動する一メートルという距離。
 これらもまた、実は絶対的なものではありません。

 今回解説する『セスブック 初期SESSION 第2巻』の中核となるセッション(Session 50-60付近)では、セスは私たちの常識を遥かに超える「内なる宇宙の法則」について語り始めます。

 アインシュタインの相対性理論さえも通過点に過ぎない、壮大なエネルギーの仕組み。その深淵へと、さらに一歩足を踏み入れてみます。

本記事のラジオ形式の音声版をご用意いたしました。
文章を読む時間がない時や、リラックスしながら内容を深く味わいたい時などにご活用いただければ幸いです。

目次

1. 宇宙は物理的な広がりではなく、質的な拡大を続ける「意識の場」である [Session 50, 55]

 この記事の結論を最初にお伝えします。
 宇宙の本質は、物理的な距離(キロメートル)や時間(秒)によって測定できるものではありません。
 それは、絶えず質的な変化と価値の増大を繰り返す「意識のエネルギー・フィールド」です。

 私たちは時間を「過去から未来へ流れる線」として、空間を「物体を置くための箱」として捉えていますが、これらはあくまで三次元的な迷彩です。
 真の現実は、すべての可能性が「今この瞬間」に包含されている「広々とした現在(Spacious Present)」の中にあり、そこには宇宙を動かす「5つの絶対的な法則」が働いています。

 これらの法則を理解することは、あなたが「運命に翻弄される存在」ではなく、「自らのエネルギーを意図的に物質化できる創造主」であることを思い出すためのプロセスなのです。

2. 時間の概念を覆す「広々とした現在」 [Session 43, 48他]

 私たちが最も「揺るぎない」と信じている時間。
 しかしセスは、直線的な時間は物理的生存を助けるための迷彩に過ぎないと一蹴します。

直線的な時間は迷彩である:過去も未来も「今」ここにある [Session 43]

 セスによれば、時間は「A地点からB地点へ移動するもの」ではなく、多層的なシンフォニーのように同時に鳴り響いているものです。
 すべての出来事、すべての瞬間は、エネルギー的なレベルにおいて、この「広々とした現在」の中に等しく実在しています。

 これはよく「レコード盤」に例えられます。
 レコードの溝にはすべての曲が既に刻まれていますが、針が落ちた一点(私たちの現在の意識の焦点)だけが「今」という音として再生されます。
 私たちは針が動くのを「時間の経過」と感じていますが、レコード盤全体(全宇宙の歴史と未来の可能性)は、常にそこに完全な形で存在しているのです。
 この視点に立てば、「かつて終わったはずの過去」も、エネルギーの次元では依然として活動を続けており、現在のあなたの意識状態次第で、その過去から受け取る影響さえも変容させることが可能になります。

科学的視点:アインシュタインとセスの時間の接点

 アルベルト・アインシュタインは相対性理論において、時間は観測者の運動状態によって伸び縮みし、宇宙全体に共通する絶対的な「今」は存在しないことを明らかにしました。
 物理学者が「ブロック宇宙論」と呼ぶ概念では、時空は過去から未来までが既に完成された一つの地続きの四次元構造物として存在しており、私たちはあたかも映画のフィルムをコマ送りで見ているかのように、そこを私たちの知覚が移動しているに過ぎないとされています。

 アインシュタイン自身、友人の死に際して「我々物理学者にとって、過去、現在、未来の区別は、単に執拗に続く幻想にすぎない」という言葉を遺していますが、これはセスの宇宙論を科学の側から予言していたかのようです。

 セスの説く「心理的時間(Psy-Time)」は、この最先端の科学的な時間概念を、単なる数学的理論から「内面的な主観体験」へと拡張したものです。
 私たちは通常、肉体的な生存を優先するために、物理的迷彩(時計の針やカレンダーといった外部指標)に意識の焦点を極限まで絞り込んでいます。
 しかし、この「時空の檻」に対するフォーカスを意図的に緩めるとき、意識は三次元の迷彩を透過し、時間の次元を自由に移動することが可能になります。

 これにより、私たちは単に「今」という点に縛られるのではなく、多次元的な情報のやり取りを自在に行えるようになります。

 例えば、現在の困難に直面した際、それを既に解決した「未来の自分」から、ふとした瞬間の直感や予兆として知恵を引き出すことができます。
 また、逆に「過去の自分」が抱えているトラウマや後悔に対しても、現在の癒やしの意識を送り込み、その出来事が持つエネルギー的な意味を書き換えることさえできるのです。
 時間はもはや私たちを縛る鎖ではなく、無限の可能性と対話するための、広大なライブラリへと変容するのです。

未来を書き換えるための、現在の意識のあり方 [Session 58]

 「すべてが同時にある」という事実は、あらかじめ運命が決まっているという宿命論を意味するものではありません。
 むしろその真逆であり、凄まじいまでの自由を私たちに示唆しています。
 レコード盤には無限の溝(可能性の波)があり、現在のあなたの信念、感情、そして意識の密度が、どの溝に「針」を落とし、どの現実を凝固(迷彩化)させるかを絶え間なく決定しているからです。

 セスは、「行動(Action)」の本質が常に「現在」という特異点において行われることを強調します。
 あなたが「今」この瞬間に自らの信念体系や感情のエネルギーを変えることは、単なる気休めではありません。
 それは、物理的な形をとる前の流動的なエネルギーの模様を書き換えることであり、まだ見ぬ未来の迷彩構造を、その根源的な設計図から作り直すことに他ならないのです。
 現在の意識こそが、無限の可能性の中から特定の現実を「実在」へと結晶化させる、宇宙で最も強力な触媒なのです。

3. 宇宙を駆動する「5つの内なる法則」を解読する [Session 50, 51]

 セッション50から51にかけて、セスは私たちの物理的・精神的なリアリティを支える「内なる宇宙の法則」を5つ提示しました。
 これらは迷彩の世界を動かしている「OS(基本ソフト)」のようなものです。

① 価値の成就(Value Fulfillment) [Session 50]

 これは宇宙の最も基本的な推進力です。
 成長とは、単に個体数が増えることや、物理的に大きくなること(量的拡大)ではありません。
 それぞれの意識が持つ「可能性」を最大限に引き出し、質的な豊かさを完成させること。
 これが「価値の成就」です。
 原子から人間まで、あらゆる存在は、自分の存在をより深いレベルで表現しようとする「質的な欲求」によって突き動かされています。

② エネルギー変換(Energy Transformation) [Session 50]

 エネルギーは破壊されることなく、絶えず形を変え続けます。
 セスの思想において、これは単なる熱力学の法則ではありません。
 「思考(非物質的エネルギー)」が「物質(物理的迷彩)」へと変換されるプロセスそのものを指します。
 私たちの内面的なイメージは、この法則に従って、必然的に外部の環境へと「翻訳」されていくのです。

③ 自発性(Spontaneity) [Session 51]

 宇宙は厳格な機械仕掛けではなく、各瞬間の「自発的な創造」によって成り立っています。
 この法則は、私たちが信じている「物理法則」が、実は意識による自発的な合意の結果であることを示唆しています。
 一つ一つの分子や原子、そして個々の意識は、瞬間ごとに新しい選択を行い、宇宙全体がその微細な変化に呼応して瞬時に再構築されます。
 この自発性こそが、迷彩世界における「偶然」や「驚き」、そして奇跡的な変化の源泉です。
 宇宙は予測可能な死んだ機械ではなく、常に新鮮な息吹を上げている生きた表現体なのです。

④ 持続性(Durability) [Session 51]

 エネルギーが形を変え、肉体や物体といった「物質としての迷彩」が失われても、その核心にある「アイデンティティ(意識のパターン)」は損なわれることなく存続し続けます。
 これは、転生や死後の生存を支える、宇宙的な存在の保証です。

 たとえ使い古した作業着(肉体)を脱ぎ捨てても、その服を着ていた「あなた」という意識の本質、つまり獲得した経験や質的な価値は「広々とした現在」の中に永遠に保存され、アクセス可能な状態で残り続けます。

 持続性は、宇宙における「無駄」を一切排除する、命の不滅性を司る法則です。

⑤ 創造(Creation) [Session 51]

 宇宙は既存の要素を使い回すだけでなく、絶えず「新しいフィールド(次元)」を生み出し続けています。
 これは単に古いものを組み合わせるパズルのようなものではなく、まったく新しい質感や可能性、そしてリアリティを無から出現させる力です。
 私たちはこの創造の法則を、偉大な芸術活動だけでなく、日々の何気ない思考や空想を通じても行使しています。
 一粒の思考の種は、非物質的な領域で新しいリアリティを形成し、条件が整えば物理的な迷彩として結実します。
 私たちは自覚の有無にかかわらず、自らの意識を通じて未知の宇宙を広げ続けている、共同創造主としての責任と特権を担っているのです。

4. 第五次元の空間と私たちの意識 [Session 55]

 空間についても、セスは驚くべき定義を与えています。
 彼によれば、真の空間とは私たちが「箱」のように認識している物理的な広がりではなく、「第五次元的な質的拡大」を指します。
 これは、物質的な距離を稼ぐことではなく、意識そのものがその質や価値を深め、より多くのリアリティを包含していく「内面的な広がり」のことです。

物理的な「距離」は存在しない [Session 55]

 三次元世界において、東京からニューヨークまでは約1万キロメートル離れていますが、セスに言わせればこれは「迷彩による錯覚」に過ぎません。
 キロメートルやマイルといった単位は、私たちがこの三次元的な舞台装置において、自らの物理的な手順(歩く、船に乗る、飛行機を操縦するなど)を一歩ずつ「踏む」ことで、連続的な経験を論理的に整理・納得するために設けた、一時的な知覚の基準なのです。

 エネルギー的なレベルにおいては、あなたが真に意識を向け、焦点を合わせた対象との間に「距離」という隔たりは一ミリも存在しません。
 私たちが「遠くへ行く」ために多大なエネルギーや時間を消費するのは、物質的な移動という「儀式」を通じて、初めてその対象との結びつきを自分自身に許容しているからに他なりません。

  • 瞬時のアクセスと共鳴:
     「切り離しの感覚(第8の内なる感覚)」を使いこなし、肉体的な座標への固執を解くことができれば、意識は物理的な「移動時間」という迷彩を完全にバイパスします。
     それは地球の裏側であれ、遥か彼方の銀河系であれ、意識の焦点を深層で一致させた瞬間に、そこは「今ここ」のリアリティへと変容します。
  • 宇宙の畳み込み(ポテンシャルの合流):
      この全宇宙のあらゆる場所、あらゆる点は、「広々とした現在」という一つの無限の場の中に最初から畳み込まれています。
     私たちが「遠い」と感じる強度は、物理的な長さを示すものではなく、その対象と自分との間にある心理的な疎遠さや、迷彩による隔たりをどの程度強固に信じ込んでいるかという「意識の距離」を示しているのです。
     私たちが愛する人をすぐそばに感じ、関心のない隣人を果てしなく遠くに感じるのは、この内なる空間の真理が日常に漏れ出している一例と言えるでしょう。

意識の「密度」が現実の階層を決定している [Session 56]

 物理的な「高さ」や「深さ」といった位置エネルギーの代わりに、内なる宇宙において座標となるのは「意識の密度(Intensity)」です。
 この密度とは、意識がどれほど鮮明に自分自身の創造性を把握し、多層的なリアリティを統合しているかという「質的な充実度」を表します。

  • 高密度な意識:
     より複雑で精巧な迷彩を自在に制御できます。
     これは、多くの宇宙法則を同時に、かつ自発的に操ることができる状態です。
     高密度の意識状態にある存在(あるいは瞬間)にとって、物理法則は「支配されるべき重荷」ではなく、自らの意図を表現するための「柔軟な粘土」のようなものへと変わります。
     共時性を完璧に把握し、複数の次元からの情報を同時に処理することが可能になります。
  • 低密度な意識:
     迷彩のリアリティに深く埋没し、外部の環境からの刺激に対して反射的な、単純な物理的反応に終始します。
     「自分は環境の犠牲者である」という感覚は、意識の密度が低下し、迷彩を自らの創造物として認識できなくなった時に生じます。

 私たちが「高次元」や「霊界」と呼ぶ世界は、物理的に空の上のどこかにある場所ではありません。
 それは、今あなたが座っているまさにその場所と重なり合うようにして存在する、より高い振動数と密度を持った「意識のフィールド」です。

 私たちが心理的時間のトレーニングや内なる探求を通じて、自らの意識の密度を高めていけば、三次元の迷彩を脱ぎ捨てることなく、高次元の深淵な情報を「今ここ」で直接受け取り、人生へと反映させることができるようになるのです。

5. 中編のまとめ:宇宙の法則を知り、自らの創造性を信頼する

 今回の中編では、迷彩の裏側にある「真の法則」を解き明かしてきました。

  1. 時間は「広々とした現在」: 過去も未来も今ここにあり、現在の意識が未来を選択している。
  2. 5つの内なる法則: 「価値の成就」や「エネルギー変換」が、私たちの思考を現実へと結びつけている。
  3. 空間は「質的密度」: 物理的な距離は錯覚であり、意識の同調(フォーカス)こそが真の移動である。

 これらの法則を知ることは、単なる知識の習得ではありません。
 それは、「自分が今、何を考え、何を感じているか」がいかに重要であるかを、宇宙規模の視点で理解することです。

 あなたは無意味に放り出された存在ではなく、この5つの法則を駆使して「価値の成就」を目指す、宇宙のエネルギーそのものなのです。

 次回の後編では、いよいよこの広大な宇宙論を私たちの「個人の魂(エンティティ)」や「転生」、そして「細胞レベルの意識」へと結びつけていきます。
 多次元的な自己を、いかにしてこの物理的迷彩の世界で生きていくか。
 その具体的な実践の答えに迫ります。

参考・引用情報源:

  • [参考: 書籍『The Early Sessions: Book 2 of The Seth Material』 Jane Roberts著 / Robert F. Butts記録]
  • [参考: NASA – “What is Spacetime?” (Scientific Context for Relativity)]
  • [参考: セス・ネットワーク・インターナショナル 公式サイト]
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