『セスブック:知られざる現実 第1巻』には、意識の多次元性や現実創造の力について、セスの導きがいかに私たちの日常認識を揺るがし、新たな地平を開いてくれたかを考えさせられました。
本編では、セスと共に生命の「進化」という概念を根底から見つめ直し、私たちの細胞一つ一つに息づく「意識」の驚くべき秘密に迫ります。
さらに、私たちの選択が無限の可能性から現実を形作る「蓋然性の宇宙」という壮大なテーマを探求します。
本記事で主に焦点を当てるのは、「セスブック:知られざる現実 第2巻」のSECTION 4「魂の探求、私生活と種としての経験の関係、蓋然性のある現実、過去と未来の文明」です。
このセクションを通じ、セスは私たちの魂が日々の個人的な体験を通して宇宙的なテーマを探求し、種としての人類が過去や未来の文明と時空を超えて繋がる様を、多次元的な視点から解き明かします。
あなたの知る現実は、その全てなのでしょうか?

ブログの内容をラジオ形式の音声化しました。
ブログを見ながら聞いてもらえると、より理解が深まると思います。
【セスの視点】進化とは何か? – 細胞意識と遺伝情報の書き換え (SESSION 705)
セスはまず、私たちが学校教育や一般常識として慣れ親しんできた「進化」の概念に対し、根底から光を当てることから始めます。
セスの語る進化は、単に弱者が淘汰され強者が生き残るといった、ダーウィニズムに代表されるような「競争」の物語ではありません。
それはむしろ、生命全体が織りなす壮大かつ精緻な「協力」と宇宙的な「共鳴」のドラマなのです。
定説への挑戦:ダーウィニズムを超えて
従来の進化論では、種は過酷な環境に適応するために絶えず変化し、他の種や同種内の個体と生存競争を繰り広げることで進化してきたと考えられてきました 。
しかしセスは、このような捉え方は「全く誤った全体像」を私たちに提示していると断言します 。
彼によれば、各種の生存と発展は、本質的には「競争」ではなく、「偉大で優雅な協力」 に基づいているのです 。
セスはさらに踏み込み、環境が種を一方的に変化させるという考え方を転換させます。
むしろ、「動機づける力は常に外部に投影されていました」と指摘し、真の変容の源泉は内側にあると示唆します。
すなわち、常に「内なる意図が外部のいかなる変容も形成する」のです。
この視点は、生命が単に受動的に環境に適応するのではなく、内なる目的意識をもって能動的に現実を創造していく存在であることを示唆しています。
細胞意識の覚醒:内に秘められた全記憶と可能性
セスの進化観の核心には、「細胞意識」という、私たちの常識を覆す驚くべき概念が存在します。
私たちの体を構成する無数の細胞は、単なる物質的な構成要素や生命維持のための機械部品ではありません。
セスによれば、細胞の一つ一つがそれ自体「意識」を持ち、驚くべきことに「過去の全ての形態の記憶を内包し」、さらには自己の「『未知の』能力」を発揮する可能性を秘めているというのです。
物理的に言えば、地球それ自体が一つの広大な「ゲシュタルト意識」を持っています。
この地球意識は、「比較的『不活性な』塵や石の粒子から、鉱物、植物、動物界へと続く意識の大きな傾斜として考えてください」と表現され、万物が意識の連続体の中に存在することを示しています。
鉱物界、植物界、動物界といった、私たちが区分している各界は本質的に分離しておらず、「互いに深く関連し影響し合っています」。
さらに驚くべきことに、「原子や分子ですら意識を持ち」、それ自身の「蓋然性の場で作用し」、「あらゆる蓋然的発達へと“憧れて”」いるというのです。
この深遠な細胞意識の概念は、私たちの自己認識というものが、実は鉱物、植物、動物といった異なる意識の層の世界の間に存在する、「絶え間ない奇跡的な協力」に深く依存していることを教えてくれます。
遺伝子は運命ではない:思考と信念が細胞に語りかける
現代科学において、遺伝子は生命の設計図とされ、私たちの形質や運命を大きく左右するものと考えられています。
しかし、セスはここでもまた、私たちの意識の持つ創造的な力に光を当てます。
彼によれば、私たちの思考や信念は、遺伝情報という生命の根源的なプログラムにまで影響を与える可能性を秘めているのです。
例えば、セスは「もしあなたが健康で幸福な老後を90代まで生きられると信じるなら、そうなるだろう」と述べ、私たちの「感情的な意図と信念が、あなたの細胞の機能を導き、そのような状態を保証し、それらの特性と固有の能力を引き出すだろう」と強調します。
これは、私たちの心がけ次第で、細胞レベルから生命の質を変容させられるという、非常にエンパワーメントされるメッセージです。
さらにセスは、私たち一人ひとりが持つ変容の可能性を「ある意味で、あなたは自分自身のミュータントであり、創造的に細胞形成を変えているのです」という印象的な言葉で表現します。
これは、私たちが固定された遺伝子のプログラムに縛られた受動的な存在ではなく、自らの意識の力によって生命のあり方をダイナミックに変容させうる、主体的な創造主であることを力強く示しています。
しかし、同時にセスは「あなたの信念があまりにも遅れているために、種としてあなたが利用していない細胞自身の中に尽きることのない創造性がある」とも述べ、私たちがまだ十分に活用できていない内なる可能性に気づくことの重要性を訴えかけています。
現実を織りなす意識のコードシステムと身体の叡智 (SESSION 708)
私たちの知覚する現実は、一体どのようにして成り立っているのでしょうか?
その複雑な問いに対し、セスは意識が用いる「コードシステム」という深遠な概念を通じて、謎の一端を解き明かそうと試みます。
これは、私たちが日常的に認識している世界が、実は目に見えない無数の情報伝達システムによって支えられ、形作られているという視点です。
意識のコードシステム:あなたが知らない現実の設計図
セスによれば、意識は私たちが想像もつかないほど無数の「コード(spelled)システム」を用いて宇宙に作用しています 。
これらのシステムは、フィルターのように機能し、特定の種類の焦点や意味、あるいは現実の様相を私たちの知覚に浮かび上がらせる一方で、他の膨大な量のデータを意識的に遮断しています。
セスはこの点について、「これらのコードシステムは、特定の種類の焦点づけを助け、特定の種類の意味を取り入れながら、他のデータを遮断するような働きをする」 と述べています。
これらのコードシステムには、私たちが認識する分子構造や、さらには「光の価値」(“light values”) といったものまで含まれます 。
特に光の価値については、私たちのアルファベットが言語を構成するように、現実を構成する要素として正確かつ効果的に使用されるとセスは説明します 。
セスはさらに具体的にこう語ります。
「蝶は私たちには見えない紫外線を見て花を選びますし、ヘビは赤外線で暗闇でも獲物を見つけます。これらは、私たち人間が普段意識しない『光の領域(スペクトル)』です。これら以外にも、現在の私たちが想像もつかないような『エネルギーの範囲(電磁範囲の拡張)』が存在し、それを利用して生きている別の種類の生命体がいる、ということです。」
この言葉は、私たちの五感が捉える世界がいかに限定的であるか、そして私たちの知らない知覚システムを持つ生命がいかに異なる現実を体験しているかを示唆しています。
そして、これらの無数のコードシステムは孤立して存在するのではなく、互いに精巧に「相互に関連して」(“interrelated”) います 。
その結果、私たちが公認し、体験しているこの物理的な現実の下層には、まるで隠されたレイヤーのように、人間の現実の潜在的可能性を示す『二次的コード』として作用する他の代替現実のヒントが存在します。
これは、私たちのすぐそばに、異なるルールや法則で成り立つ別の現実が、常に併存している可能性を示唆しているのです。
地球のサイクルと歴史観の変革:過去は一つではない
セスは、意識が地球上の経験を形成し、歴史的シーケンスを描き出す際にはサイクルがあると述べます [cite: 13]。これは、私たちが唯一絶対のものとして捉えがちな歴史が、実は多数存在する可能性の一つに過ぎないことを示唆しています。「ですから、あなたの種以外にも人類の種があり、それぞれが独自の方法で物理的データを扱ってきました。それゆえ、いくつかはあなたが選んだものとは異なる方向性を取ってきました。」[cite: 13]
身体に眠る驚異の治癒力:内なる完全な医師
セスは、私たちの身体が現代医学の理解をはるかに超えた、驚くべき自己治癒能力と叡智を秘めていると語ります 。
それは、細胞の一つ一つが持つ根源的な理解、セスが「細胞の理解」(“cellular comprehension”) と呼ぶものに裏打ちされています 。
この内なる叡智は、自然に作用するあらゆる種類の「内なる治療法」(“inner therapeutics”) を提供し、植物、動物、そして人間の健康という、一見別々に見えるものを結びつける、深遠な「内的なダイナミクス」(“inner dynamics”) を生み出しているといいます 。
- 身体はあらゆる病気を取り除き、安定性を維持する能力を持っている。
- 「奇跡的な」治癒と呼ばれるものは、単に「妨げられない自然の現れ」に過ぎない。
- 「完全な医師」とは、特別な技術を持つ人ではなく、身体の真の性質とその可能性を理解し、他者にその考えを伝え、身体の有効性を信頼するよう奨励する人々のこと。
真の治癒とは、外的な介入だけでなく、自己への信頼と内なる力の覚醒によってもたらされる。
補足:細胞の理解と身体の治癒力
例えば、セスは「多くの場合、これらの(遺伝的な)イメージは変えることができますが、あなたが持っている技術ではできません」 と述べ、これは従来の物質的なアプローチでは到達できない治癒の可能性を示唆しています。
ここでセスが示唆するのは、思考や信念、意図といった「意識の操作」(“manipulation of consciousness”) による、より高次元的、あるいはエネルギー的なアプローチのことです。
この視点は、現代医学が主に身体の物質的な側面に焦点を当て、対症療法的なアプローチを取ることが多いのに対し、セスは身体をエネルギーと意識の複合体として捉え、その非物質的な側面からのアプローチ、すなわち「心」や「意識」の変容を通じた根源的な治癒の重要性を強調していると言えます。
私たちの身体は、私たちがまだ気づいていない壮大な可能性を秘めた、神秘の小宇宙なのです。
蓋然性の海へ:選択が織りなす無数の現実 (主にSESSION 707, 709)
「知られざる現実」の最も魅力的かつ深遠な概念の一つが「蓋然性(probabilities)」です。
私たちの現実は固定されたものではなく、無数の可能性の中から私たちの意識が選択し、体験している一つの現れであるとセスは語ります。
細胞レベルの選択:ミクロの判断がマクロの現実を創る (SESSION 707)
私たちの意識が現実を選択するという考え方は、実は私たちの身体の最も基本的な単位である細胞レベルから始まっています。
セスによれば、私たちの細胞ですら、単なる生命維持の部品ではなく、高度な情報処理能力を持つ意識的な存在です。
細胞たちは、常に「蓋然的な行動や発達を遺伝情報に照らして比較検討し、瞬時に計算を行っている」とセスは述べます。
例えば、私たちが部屋を横切って歩く、あるいは指一本持ち上げるというごく単純な動作の背後にも、身体の内部環境だけでなく、部屋の中にある他の全ての要素の予測的活動までを考慮に入れた、想像を絶するほど複雑な計算が細胞レベルで行われているのです。
このミクロなレベルでの無数の選択と計算が、マクロなレベルでの私たちの行動や体験を支えています。
そして最も重要なのは、「意識的な意図が、内的なメカニズムを活性化させ、細胞とその構成要素の振る舞いを変化させる」という点です。
私たちの「こうしたい」という思いが、最も微細なレベルから現実を動かし始めるのです。
夢の中の蓋然性:もう一つの現実でのシミュレーション (SESSION 707, 709, 710)
夢は、この蓋然性の広大な領域を探求し、体験するための重要な舞台装置であるとセスは語ります。
私たちは眠っている間、単に日中の出来事を整理したり、無意味な映像を見たりしているだけではありません。
セスによれば、私たちは夢の中でしばしば蓋然的な行動を試し、問題の解決策を見出すことがあるというのです 。
さらにこう述べています。
「多くの場合、あなたは自分自身に問題を設定し――『これとあれのどちらをすべきか?』――そして、利用可能なコースから『結果として生じる』であろう蓋然的な未来を追体験する夢を形成します。」
これは、夢が一種のシミュレーション空間として機能し、現実で直面するかもしれない様々な選択肢の結果を安全に体験し、学ぶ機会を提供していることを意味します。
そして、私たちが朝目覚めてからの行動や意思決定は、このように個々の夢で処理された蓋然的な予測可能性の影響を受けているのです。
夢は、私たちがより賢明な選択をするための、内なるリハーサルと言えるかもしれません。
光を超えて旅する意識:時間と空間からの解放 (SESSION 709)
さらに私たちの知的好奇心を刺激するのは、セスが語る「意識の驚くべき可動性」です。彼によれば、私たちの意識は、夢の中や様々な変性意識状態において、「光よりも速く移動することが可能である」といいます。
このような時、意識は私たちが通常認識している時間や空間の法則とは異なる次元で作用し、物理的な制約から解放されます。
物理的な身体はついていくことができません。
しかし、意識が物理宇宙との自身の関係を変えることによって、自身の特性を最もよく理解し、別の視点からその物理宇宙を垣間見ることができます。
これは、私たちの本質である意識が、肉体という乗り物を超えて、より広大な現実を体験し、理解する潜在能力を持っていることを示唆しています。
時間と空間は、意識にとって絶対的な壁ではないということです。
「知られざる現実」を知る鍵:内なる世界の探求 (SESSION 709)
では、どうすればこの広大で神秘的な「知られざる現実」を、私たちは日々の生活の中で認識し、体験することができるのでしょうか?
セスはその鍵が、私たちの内側、つまり自己の意識の深淵を探求することにあると力説します。
「あなたが『未知の』現実について何かを知ろうとするなら、あなたの意識が他に何ができるかを見ようとしなければなりません。
これは本当に、あなた自身の真の感覚を取り戻すことを学ばなければならないことを意味します。」
私たちはしばしば、答えや真実を外側の世界に求めがちです。
しかし、セスは、私たち自身の内なる世界、つまり思考、感情、直感、そして意識の働きそのものに注意を深く向けることの重要性を繰り返し強調します。
なぜなら、「内なる世界こそが、外側の出来事とのあなたの唯一の真の繋がりであり、客観的な詳細は、それらを生み出した主観性のおかげでのみ意味をなす」からです 。
自己の内なる声に耳を傾け、内なる風景を探検することこそが、「知られざる現実」への扉を開く確かな道筋なのです。
コラム:UFOと他の現実 – APPENDIX 20より
セスは、私たちの現実認識の枠組みをさらに広げる可能性のある現象として、UFO(未確認飛行物体)についても興味深い見解を述べています。
彼によれば、UFOは必ずしも一つの起源を持つものではなく、様々な次元や現実からの顕現である可能性があるといいます 。
セスは、『別の次元(プレーン)に住む存在たちが、私たちの現実世界にやってくることがあります。その際、彼らは自分たちが元々いる世界の乗り物や姿形を、私たちの世界でも何とか認識できるように、ある種『カモフラージュした』ような形で持ち込むことがあるのです。』と語ります。
その際、彼らの乗り物や存在そのものが、私たちの物理法則と彼らの現実の法則の間で一種の「形態のジレンマ」に陥り、その結果として、私たちが目撃するような不可解な形状や超常的な動きとして観測されることがあるようです 。
このセスの視点は、UFO現象を単なる地球外生命体の乗り物として捉えるのではなく、より広範な意識や現実の多層性、そして異なるリアリティ間の相互作用の可能性を示唆するものとして、私たちの探求心を大いに刺激します。
日常と“知られざる現実”の架け橋
これまでにセスと共に探求してきた深遠な概念――それは、生命が本質的に「協力」によって進化するという新たな視点 、私たちの細胞一つ一つが持ちうる驚くべき「意識」と記憶 、そして私たちの知覚を超えたレベルで現実を織りなしている「意識のコードシステム」 、さらには私たちの「選択」が無限の可能性の海から特定の現実を形作る「蓋然性の宇宙」 ――これらは、決して私たちの日常から遠く離れた抽象的な理論ではありません。
むしろ、セスが一貫して示しているのは、これらの壮大な宇宙の法則が、私たちの「毎瞬の思考、感情、そして選択」という、ごく身近な内面の働きを通じて具現化し、「知られざる現実」がこの物質世界に「顕現する舞台」そのものが、私たちの日常なのだということです。
思考が現実を創る:あなたの内なる世界が外を映し出す鏡
セスの教えの中核を成すのは、「あなたは自分の現実を創造する」という、シンプルかつ力強いメッセージです。
これは、私たちが体験する世界が、偶然や外部の力によって一方的に与えられるものではなく、私たち自身の内面が投影された結果であるという考え方です。
私たちの心の奥深くにある思考パターン、長年培ってきた「根深い信念」、そして無意識のうちに抱いている「期待」が、まるで設計図のように、私たちが日々体験する出来事、築き上げる人間関係、そして心身の「健康状態」までも具体的に形作っていくのです。
したがって、日常の一つ一つの選択、ふと湧き上がる感情、そして知らず知らずのうちに繰り返している思考の癖に意識的に気づき、注意を向けることは、単なる自己分析に留まりません。
それは、私たち自身が現実の共同創造主であることを深く実感し、望む方向へと人生の舵を切っていくための、最も実践的なステップとなるのです。
「今、この瞬間」に凝縮された無限の可能性と、多次元的な自己の囁き
セスはまた、「真の力は常に『今』この瞬間に存在する」と強調します。
過去への後悔や未来への不安から解放され、「今」に意識を集中させるとき、私たちは蓋然性の宇宙にアクセスし、望む現実を選択する力を取り戻します。
そして、夢や直感、ふとしたひらめきを通して、私たちの多次元的な自己は常に「知られざる現実」からのメッセージを送り続けています。
日常の中でこセスはまた、私たちが真の力を発揮できるのは、「常に『今』この瞬間に存在する」と繰り返し強調します 。
私たちはしばしば、過去の出来事への後悔や、まだ見ぬ未来への不安に心を囚われがちです。
しかし、そのような意識状態から解放され、意識の焦点を「今、この瞬間」に集中させるとき、私たちは初めて、セスが語る「蓋然性の宇宙」、つまり無限の可能性の広がりへとアクセスし、そこから望む現実を主体的に「選択する力を取り戻す」ことができるのです。
そして、私たちの内なる世界は常に「知られざる現実」と繋がっています。
それは、夜見る「夢」の深遠なメッセージ、論理を超えた「直感」の閃き、あるいは日常生活の中での「ふとしたひらめき」といった形で現れます。
これらは、私たちの「多次元的な自己」――つまり、この物理的な身体や日常意識を超えた、より広大な自己――が、「知られざる現実」の叡智や情報、あるいは可能性のヒントを絶えず送り続けている証なのです。
喧騒に満ちた日常の中で、これらの微細ながらも重要な内なる囁きに意識的に耳を澄ませ、その導きを信頼することが未知の可能性を開花させていく第一歩となるのです。
前編のまとめ:意識の地図を広げ、内なる宇宙の冒険へ
この前編では、「セスブック:知られざる現実 第2巻」の序盤でセスが提示する、私たちの現実認識を根底から揺るがすいくつかの重要な概念を探求してきました。
- 進化の新解釈:
生命は競争ではなく協力によって成り立ち、細胞レベルでの意識と記憶がその基盤を支えています。 - 意識のコードシステム:
私たちの知覚を超えた情報伝達システムが現実を形成しています。 - 蓋然性の宇宙:
私たちの現実は無数の可能性の一つであり、意識的な選択と夢がその探求を可能にします。 - 旅する意識:
意識は時間や空間の制約を超えて移動し、異なる現実を体験する能力を持っています。
これらの概念は、私たちが自分自身と世界を、より広大で、より自由で、そしてより創造的なものとして捉え直すための羅針盤となるでしょう。
それは、固定された運命の受容者ではなく、自らの現実を積極的に形作っていく共同創造主として生きるための招待状でもあります。
中編では、この広大な「知られざる現実」を実際に旅するための具体的な方法を探求します。
セスが提示する意識の変容テクニックや、夢や体外離脱を通じて未知の領域へとアクセスするための実践的なガイダンスにご期待ください。
あなたの内なる宇宙の冒険は、まだ始まったばかりです!
