「私たちはどこから来たのだろう?」――この根源的な問いへの答えは、地球上だけでなく、はるか彼方の星々にあるのかもしれません。
世界各地に残る神話や伝説には、天から舞い降りた神々、超常的な力を持つ存在たちが描かれています。
もし、これらが単なる空想の産物ではなく、太古に地球を訪れた「古代宇宙文明」の記憶のかけらだとしたら…?
この記事では、有名なプレアデス、シリウス、オリオンをはじめとする、地球と深い関わりを持つ様々な宇宙文明の驚くべき歴史とその特徴をリサ・ロイヤル・ホルト氏のチャネリング『ジャーメイン(銀河集合意識)とサーシャ(プレアデス人意識)』の情報を参考に紐解きます。
彼らが私たちのDNAや文化、さらには世界中の「神話」にどのような影響を与えてきたのか、その壮大で知られざる繋がりを探求していきます。
人類の宇宙的故郷? 琴座(リラ)とベガ:ギャラクティックファミリーの源流
遥かなる銀河の歴史、その壮大なタペストリーの最初の糸はどこにあるのでしょうか?
私たちの魂が持つ宇宙的な記憶の源流を辿る旅は、しばしば、夜空に美しく輝く琴座(リラ)へと誘います。
リサ・ロイヤルが伝えるギャラクティックファミリーの物語においても、リラは特別な場所として語られています。

リラ:人類型生命の揺りかご
リラ星系は、多くのチャネリング情報において、この銀河系における人類型生命が最初に物質的な形態を取り、意識的な経験を始めた「故郷」あるいは「苗床」として描かれています。
それは、無限の可能性に満ちた魂たちが、初めて形ある世界での冒険に乗り出した、創造のエネルギーに満ちた場所だったのかもしれません。
最初の探求者たち:
リラに生まれた初期の存在たちは、純粋な好奇心と探求心に溢れていたと言われています。
彼らは、自らの意識を様々な形へと投影し、物質宇宙の法則を学び、創造の喜びを謳歌していました。
そこには、後の時代に見られるような複雑な対立や葛藤はまだ少なく、多様な表現が自由に花開いていた、牧歌的な時代があったのかもしれません。
分離と多様化のテーマ:
しかし、自由な探求が進むにつれて、異なる視点や価値観が生まれ、やがてそれらは意見の相違や対立へと発展していきました。
リサ・ロイヤルの視点によれば、このリラにおける初期の経験、特に「全体からの分離」と「個性の多様化」というテーマは、その後の銀河全体の歴史、そして地球人類の進化パターンにも深く影響を与える原型となったとされています。
この経験から生まれた葛藤が、一部のリラ存在を新たな星々へと旅立たせる「大いなる拡散」の引き金となったのです。
ベガ:もう一つの源流
リラの物語と並行して語られることが多いのが、同じく琴座に位置するベガ星系の役割です。
ベガは、リラとは異なるエネルギーやテーマを探求する、もう一つの重要な文明の源流であった可能性があります。
リラとの対比と役割:
もしリラが「外向き」の探求、つまり物質世界の創造や多様性の拡大に焦点を当てていたとすれば、ベガはより「内向き」の探求、すなわち精神性、哲学、宇宙意識との繋がりといったテーマを深く掘り下げていたのかもしれません。
チャネリング情報によっては、ベガはリラよりも古い歴史を持つ、あるいはリラ文明の精神的な指導者の役割を担っていた、といった描写も見られます。
宇宙的バランスへの貢献:
リラとベガの関係性は、宇宙における陰陽のバランス、あるいは男性性と女性性といった根源的な二つのエネルギーの相互作用を象徴しているとも考えられます。
異なる性質を持つ二つの源流が存在したからこそ、ギャラクティックファミリー全体がより豊かで多層的な進化を遂げることができたのかもしれません。
この二つの星系のダイナミズムを理解することは、後のプレアデスやシリウス、オリオンといった文明の特性を理解する上でも重要です。
源流を知る意味
なぜ、私たちははるか昔、遠い星系で起こった出来事に心を寄せるのでしょうか?
それは、これらの物語が他人事ではないからです。
ギャラクティックファミリーの系譜:
リラやベガから始まった魂の系譜は、プレアデス、シリウス、オリオン、そして無数の他の星系へと広がり、最終的には私たちの住む地球へと繋がっています。
私たちは皆、この壮大な宇宙家族の一員であり、その遺伝子と意識の中に、星々の記憶を受け継いでいるのです。
私たちの内に響く太古の記憶:
これらの古代文明が経験した喜び、挑戦、そして学びの全ては、私たちの集合意識の深層に、まるで普遍的な神話のように刻まれています。
自分自身の魂のルーツを探求し、地球での人生の意味をより広い宇宙的視点から理解するために、ギャラクティックファミリーの源流を知ることは、私たちを目覚めへと導く重要な鍵となります。
愛と感情の探求者:プレアデス星系の進化と地球への影響
夜空に集う美しい星々の集団、プレアデス(すばる)。
その名前を聞くだけで、多くの人がロマンティックな感覚や、どこか懐かしい感情を抱くのではないでしょうか。
リサ・ロイヤルをはじめとする多くの情報源が、プレアデスを地球人類と特に深い縁を持つ存在として紹介しています。
彼らは、愛と感情の探求者として、私たちに多くのメッセージを送り続けているのかもしれません。
プレアデス文明の成り立ちと特徴
プレアデス星人は、主にリラ星系からの移住者たちの子孫であると広く考えられています。
彼らは、リラで経験された分離や葛藤の歴史を踏まえ、新たな社会を築く上で異なる道を選びました。
リラからの継承と新たな道:
プレアデス存在は、リラの遺伝子を受け継ぎながらも、その経験から学び、「調和」「協力」「感情を通じた繋がり」を重視する文化を育もうとしました。
彼らは、対立ではなく共感に基づいた社会を目指し、個人の感情表現や精神的な成長を大切にする道を選んだのです。
ハート中心の文化と芸術:
プレアデス文明の核心は、「ハート(心臓、感情の中心)」にあると言われています。彼らは、論理や思考よりも、感情、直感、愛といったハートの感覚を通じて宇宙や他者と繋がることを重んじます。
そのため、芸術、音楽、色彩、美といったものが、彼らの社会や生活の中で重要な役割を果たしていると描写されることが多いです。
彼らの宇宙船やテクノロジーでさえ、機能性だけでなく、美しさや調和が追求されているのかもしれません。
進化の課題:感情の統合:
しかし、感情豊かであることは、同時に大きな挑戦も伴います。
リサ・ロイヤルが伝えるプレアデスの進化史では、彼らが理想とする調和の実現に苦労し、ポジティブな感情だけでなく、怒り、悲しみ、恐れといったネガティブとされる感情とも深く向き合い、それらを統合していくプロセスで多くの学びを得てきたことが示唆されています。
この経験が、彼らが地球人類の感情的な成長をサポートする上で、深い共感と理解を持つ理由なのかもしれません。
地球との深いつながり:宇宙の庭師として
プレアデス存在は、地球の生命、特に人類の進化に対して、まるで愛情深い「庭師」のように、古くから関わってきたと言われています。
遺伝子デザインへの関与?:
一部のチャネリング情報や古代宇宙飛行士説では、プレアデス存在が地球の生命の「種蒔き」や、人類のDNAの設計に関与した可能性が示唆されています。
彼らは、地球という惑星が持つ豊かな可能性に惹かれ、多様な生命が共存し、特に人類が感情と愛を通じて霊的に進化していくことを願ったのかもしれません。
レムリア・アトランティスとの関係性:
伝説のムー大陸(レムリア)やアトランティス文明の時代には、プレアデスからの影響が特に強かったとされています。
レムリアはしばしば、プレアデスの理想に近い、ハート中心で調和のとれた社会として描かれます。
一方、アトランティスでは、プレアデスの影響と共に、他の星系(例えばシリウスやオリオン)からの影響も混ざり合い、より複雑な文明が栄えたものの、最終的にはテクノロジーの誤用や精神性の喪失によって崩壊したとも言われています。
これらの古代文明の興亡の物語は、地球におけるプレアデスの関与とその挑戦を象徴しているのかもしれません。
地球からの学び:
プレアデス存在は、地球人類をサポートする一方で、地球での経験を通じて彼ら自身も多くを学んでいると言われます。
地球の持つ強烈な二元性や、多様な感情のスペクトルは、彼らにとっても感情の統合というテーマを深めるための貴重な学びの場となっているのです。
彼らと私たちの関係は、一方的な支援ではなく、相互的な成長のパートナーシップであると言えるでしょう。
神話に見るプレアデスの影
プレアデス星団への言及は、世界中の神話や伝承の中に驚くほど普遍的に見られます。
これは、私たちの祖先が星々からのメッセージを受け取っていた証なのでしょうか。
ギリシャ神話:七姉妹の物語:
アトラスの娘たちである七姉妹(アルキュオネ、マイア、エレクトラ、ケラエノ、タイゲタ、アステローペ、メロペ)がプレアデス星団になったという神話は有名です。
狩人オリオンに追いかけられた彼女たちが、ゼウスによって鳩に変えられ天に逃れたという物語は、表層的な解釈を超えて、宇宙的な出来事(例えばオリオンとの関係性)や、特定のエネルギーからの保護といった深遠な意味合いを含んでいる可能性があります。
末娘メロペだけが人間と結婚したため暗く見える、といった伝承も、星々の個性や役割を示唆しているようで興味深いものです。
ネイティブアメリカン:星々の導き:
北米の多くのネイティブアメリカンの部族にとって、プレアデスは極めて重要な星団です。
例えば、ラコタ族はプレアデスを「ティピ(移動式住居)」と結びつけ、宇宙の秩序の象徴と見なしました。
チェロキー族には、トウモロコシの起源や儀式の時期をプレアデスと関連付ける伝承があります。
彼らにとってプレアデスは、単なる天体ではなく、生活のリズムを刻み、精神的な指針を与える神聖な存在なのです。
これは、太古の時代にプレアデス存在と彼らの祖先との間に直接的な交流があったことの名残とも考えられます。
世界に響くプレアデスのアーキタイプ:
日本で「すばる(統ばる)」と呼ばれるように、プレアデスは「集まる」「一つになる」といった調和のエネルギーを象徴します。
ケルト文化やマヤ文明など、他の多くの古代文化においても、プレアデスは特別な意味を持つ星団として認識されていました。
これらの事実は、プレアデスが持つ「愛」「調和」「美」「集合性」といった普遍的なアーキタイプ(原型)エネルギーが、文化を超えて人類の集合意識に深く共鳴していることを示唆しています。
特に興味深い視点として、かつて地球系琴座人が移り住んだとされる北欧地域と、そこに伝わる北欧神話の関係性が考えられます。
北欧神話に登場するオーディンやトールといった強力な神々は、もしかすると太古にその地にいた宇宙人の記憶が神格化された姿なのかもしれません。
彼らが用いたとされる神秘的なルーン文字は、当時の知識体系やシンボルの名残である可能性はないでしょうか?
さらに、オーディンが持つ神槍「グングニル」や、雷神トールが振るう万能の槌「ミョルニル」といった強力無比な武具。
これらも単なる神話上の武器ではなく、当時の宇宙人が有していた我々の想像を超えるような高度なテクノロジー――例えばエネルギー兵器のようなもの――の記憶が、神話という形で語り継がれている…と想像してみることも、決して不自然ではないのかもしれませんね。
日本の神話に登場する神々や、天孫降臨のような物語も、宇宙的な視点から見ると新たな解釈が可能になるかもしれません。
私たちの足元にある文化や伝承の中に、壮大な宇宙の物語が隠されているのです。

叡智とテクノロジーの守護者:シリウス星系の古代史と地球文明
夜空で最も明るい恒星シリウス(おおいぬ座α星)は、その強い輝きゆえに、古代から人類の畏敬と関心を集めてきました。
プレアデスが「感情」や「愛」を象徴するとすれば、シリウスはしばしば「叡智」「知識」「高度なテクノロジー」そして「宇宙の法則」と結びつけられます。
リサ・ロイヤルの情報体系においても、シリウスは地球文明の発展に不可欠な役割を果たした、深遠な星系として描かれています。
シリウス文明の重層的な性質

シリウスは、単一の均質な文明ではなく、非常に多様な生命形態と意識レベルが存在する多次元的な星系であると考えられています。
その複雑さが、シリウスの持つ深遠さの所以かもしれません。
シリウスA・B・C?:多様な存在
天文学的に確認されているシリウスA(主星)とシリウスB(伴星の白色矮星)に加え、エソテリックな情報源ではしばしばシリウスCの存在や、非物質的な領域に存在する高次のシリウス意識(集合体)についても言及されます。
また、シリウスには人間型だけでなく、イルカやクジラのような水棲哺乳類型、あるいは猫科や鳥類型といった多様な形態の存在がいるという説もあります。
この多様性こそが、シリウスが持つ広範な知識と影響力の源泉なのかもしれません。
知識と宇宙法則の探求:
シリウス文明の核となるテーマは、「知識の探求と応用」にあると言われています。
彼らは、宇宙の構造、生命の設計図、時間のサイクル、神聖幾何学といった深遠な知識体系を保持し、発展させてきた「宇宙の賢者」あるいは「アカシックレコードの守護者」のような存在として描かれることがあります。
彼らのテクノロジーも、単なる物質的な利便性を超え、宇宙の法則に基づいた精神的な目的のために用いられているのかもしれません。
イルカ・クジラとの繋がり:
スピリチュアルな分野では、地球のイルカやクジラが、シリウスから転生してきた魂、あるいはシリウス意識と強く共鳴する存在であるという考え方が広く受け入れられています。
彼らが持つ高い知性、テレパシー能力、そして地球の周波数(グリッド)を安定させる役割は、シリウスとの繋がりを示唆するものとされています。
彼らは、私たち人類にとって、海に浮かぶシリウスからの大使なのかもしれません。
古代エジプトとの繋がりは偶然か?
シリウスと地球文明の関連性を語る上で、古代エジプト文明との驚くべき一致点は避けて通れません。
これらは単なる偶然なのでしょうか、それとも意図された繋がりなのでしょうか。
ヘリアカル・ライジング:生命のリズム:
古代エジプト人が、シリウス星が太陽と共に昇る「ヘリアカル・ライジング」をナイル川の氾濫と一年の始まりを示す極めて重要な指標としていた事実は、彼らがシリウスの周期を正確に観測し、それを生活と信仰の中心に据えていたことを示します。
シリウスは、文字通りエジプト文明の生命のリズムを刻む星だったのです。
ピラミッド:星々へのポータル:
ギザの大ピラミッド内部にある特定のシャフト(通気孔)が、建設当時にシリウスの方向を正確に指していたという説は、ピラミッドが単なる墓ではなく、ファラオの魂が死後にシリウスへと旅立つための、あるいはシリウスからのエネルギーを受け取るための「スターゲイト(星々の門)」として機能していた可能性を示唆します。
ピラミッドの建設自体に、シリウスの高度な知識や技術が用いられたという説も根強くあります。
イシスとオシリス:天上の神話:
エジプト神話の最高女神イシスは、しばしばシリウス星と同一視されました。
彼女の魔法と愛によって、夫でありオリオン座と関連付けられるオシリスは死から復活します。
この神話は、シリウス(イシス)が持つ生命力、再生、叡智のエネルギーと、オリオン(オシリス)が象徴する死と復活、変容のプロセスが、エジプトの宇宙観の根幹を成していたことを物語っています。
ミステリースクールの叡智:
これらの繋がりから、シリウスの存在たちが古代エジプトの神官や知識層と接触し、天文学、数学、幾何学、ヒーリング、そして魂の進化に関する秘教的な知識体系(ミステリースクールの教え)を伝えたのではないか、という推測が生まれます。
エジプト文明が放つ神秘的な輝きは、シリウスからもたらされた叡智の反映なのかもしれません。
地球神話におけるシリウスの役割
シリウスの影響はエジプトに限定されません。
世界各地の神話や伝承にも、その痕跡を見出すことができます。
ドゴン族:受け継がれた星辰知識:
西アフリカのドゴン族が、近代天文学が発見するはるか以前から、肉眼では見えないシリウスBの存在、その軌道周期(約50年)、そしてその星が非常に高密度であることなどを正確に知っていたという事実は、オーパーツ(時代錯誤遺物)として、また古代宇宙人接触説の有力な証拠として、常に議論の中心にあります。
彼らはこの知識を、半魚人のような姿をした神「ノンモ」から授かったと伝えています。
ノンモはシリウスから来たとされています。

文化をもたらす者:教師としてのアーキタイプ:
世界的に見ても、シリウスはしばしば「文化英雄」や「教師」として神話に登場します。
例えば、ギリシャ神話ではオリオンの猟犬として登場し、夏の暑さ(Dog Days)をもたらす一方で、ある種の導きや警告を与える存在ともされました。
シュメール文明や他の古代文明においても、シリウスは暦の作成や農業、神聖な儀式と関連付けられることが多く、人類に知識や秩序をもたらす星として認識されていたようです。
これは、シリウスが持つ「叡智」「導き」「法則性」といったアーキタイプが、人類の集合意識に深く刻まれていることの証左と言えるでしょう。
二元性の統合と超越:オリオン星系の葛藤と地球への遺産
冬の夜空に威風堂々と輝くオリオン座。その中央に並ぶ三つ星(オリオンベルト)は、古代から現代に至るまで、多くの文化で道しるべや神話の舞台として特別な意味を持ってきました。
しかし、リサ・ロイヤルなどが伝える宇宙的な視点から見ると、オリオンは単なる美しい星座ではなく、銀河の歴史において「二元性の葛藤」が最も激しく、そして最も深遠な形で展開されたドラマの中心地であり、その経験から「超越」へと至る道筋が示された場所でもあります。
光と闇の壮大なドラマ:オリオン大戦

オリオン星系の物語を語る上で欠かせないのが、長きにわたって続いたとされる大規模な紛争、通称「オリオン大戦」です。
これは、単純な善悪の戦いではなく、根本的な宇宙観や進化の方向性を巡る、根深いイデオロギーの対立でした。
二つの哲学:奉仕と支配:
対立の核心にあったのは、二つの異なる存在様式(哲学)と言われています。
一方は、「他者への奉仕(Service to Others)」を基本とし、個々の自由意志と多様な進化の道を尊重し、愛と共感に基づいた調和を目指す勢力。
もう一方は、「自己への奉仕(Service to Self)」を優先し、効率性や秩序を重んじるあまり、支配やコントロールを通じて他者を管理しようとする勢力です。
この二つの極性が、オリオン星系内の多くの惑星と種族を巻き込み、時に破壊的な紛争へと発展したのです。
意識とテクノロジーの戦場:
オリオン大戦は、物理的な宇宙船や兵器を用いた戦闘だけでなく、遺伝子操作、インプラント、マインドコントロール、時間軸への干渉といった、高度なテクノロジーとサイキック能力を駆使した、多次元的な「意識の戦争」であったとも言われています。
恐怖や分離のエネルギーが、オリオン星系全体に蔓延していた時期があったのかもしれません。
魂の学びとしての葛藤:
しかし、スピリチュアルな視点からは、この壮絶な経験もまた、関わった全ての魂にとって、二元性の本質を深く理解するための重要な学びの機会であったと捉えられます。
支配する側とされる側、被害者と加害者、光と闇、愛と恐れ… これらの両極を体験し尽くすことを通じて、魂はより大きな統合と成長の可能性を得たのです。
オリオンの「超越」とは、まさにこの二元性のドラマから抜け出し、両極を内包する高次の視点へと至るプロセスを意味します。
オリオンが地球にもたらしたもの:影と光

オリオン星系で繰り広げられた壮大なドラマは、決して過去の出来事として完結したわけではありません。
そのエネルギーパターンや、関わった魂たちの多くが、学びと統合のプロセスを続けるために、私たちの惑星、地球へと引き寄せられてきたと言われています。
地球:二元性統合の実験場:
現在の地球社会に見られる権力闘争、経済格差、イデオロギー対立、戦争といった現象は、オリオンで経験された二元性のパターンの反映である、と多くのチャネリング情報が示唆しています。
地球は、宇宙の様々な星系から持ち込まれた多様なエネルギー、特にオリオン由来の「光」と「闇」の両方の側面が混在し、それらを最終的に統合・調和させるための、壮大な「るつぼ」であり「実験場」なのかもしれません。
オリオンからの転生者とその影響:
私たちの中には、意識的・無意識的に関わらず、オリオンでの過去生を持つ魂が多くいると言われています。
もしあなたが、権威に対して強い反発を感じたり、逆に他者をコントロールしようとする傾向があったり、あるいは理由のない罪悪感や被害者意識に悩まされているとしたら、それはオリオンでの経験から持ち越した「魂の傷(インプリント)」かもしれません。
これらのパターンに気づき、癒し、統合していくことが、個人の解放だけでなく、地球全体の波動上昇にも貢献します。
自由への意志と統合の叡智:
しかし、オリオンが地球にもたらしたのは、葛藤のパターンだけではありません。
抑圧的な状況の中で自由を渇望し、真実を求めて立ち上がる不屈の精神。
多様な価値観を認め、対立するものをより高い視点から統合しようとする叡智。
そして、どんな闇の中にも光を見出し、変容を遂げることのできる人間の持つ無限の可能性。
これらもまた、オリオンの経験から生まれた、力強い光の遺産なのです。
神話の中のオリオン:英雄、怪物、そして星々の門
オリオン座にまつわる世界各地の神話もまた、この星系が持つ力強さ、二元性、そして死と再生のテーマを色濃く反映しています。
ギリシャ神話:狩人オリオンの物語:
巨人であり優れた狩人であったオリオンは、その傲慢さから大地の女神ガイアの怒りを買い、遣わされたサソリに刺されて死んだとも、あるいは月の女神アルテミスとの関係の中で命を落としたとも伝えられています。
彼の物語は、強大な「力」とその使い方、自然や神々(宇宙の法則)への挑戦、そして死後に星座として天に上げられることによる「再生」や「永遠性」といった、オリオン的なテーマを象徴的に描いています。
彼がプレアデス姉妹を追いかける姿は、星々の間のダイナミックな関係性を示唆しているのかもしれません。
古代エジプト:冥界の王オシリス:
古代エジプトにおいて、オリオン座は冥界の王であり復活の神であるオシリスと強く結びつけられていました。
弟セト(対立と混沌の象徴)によって殺害され、バラバラにされたオシリスが、妻イシス(シリウスと関連)の魔法によって再生するという神話は、破壊と再生、死と復活、そして対立する力の統合という、オリオンの超越の物語と見事に重なります。
ギザの三大ピラミッドがオリオンベルト(三つ星)の配置を地上に正確に再現しているという事実は、オリオン座がファラオの魂が死後に旅立ち、再生するための神聖な「門」と考えられていたことを強く示唆しています。
世界に共通する力強さの象徴:
オリオン座は、マヤ文明、インカ帝国、古代中国など、世界中の多くの文化で重要な星座として認識され、しばしば力強い男性神、創造主、あるいは天界の支配者と関連付けられてきました。
この普遍性は、オリオン座のエネルギーが持つ根源的な力強さと、それが人類の集合意識に与える影響の大きさを示していると言えるでしょう。
オリオンの神話は、私たち自身の内なる英雄と怪物の闘い、そしてそれを超えていく可能性を映し出しているのです。
まとめ:星々の神話は私たち自身の物語
リラとベガの宇宙的な夜明けから始まり、プレアデスの愛と感情の探求、シリウスの叡智の伝達、そしてオリオンの二元性の葛藤と超越… これまで見てきたように、ギャラクティックファミリーの星々の物語は、遠い宇宙の出来事であると同時に、驚くほど深く地球の歴史、神話、そして私たち自身の意識と結びついています。
古代から語り継がれてきた神話や伝説は、単なる古代人の空想の産物ではなく、太古の昔に私たちの祖先が宇宙の兄弟姉妹たちと交流した記憶の断片であり、また、星々が象徴する普遍的なアーキタイプ(原型)エネルギーが人類の集合意識に響き合った証なのかもしれません。
この記事【前編】では、主に地球と関わりの深い古代宇宙文明とその神話的な繋がりを探りました。
【後編】では、ゼータ・レティクルやアルクトゥルスといった他の重要な星系の役割、そしてリサ・ロイヤルが示す地球意識の進化と統合のプロセス、私たちが今まさに移行しつつある新しい時代の可能性について、さらに深く掘り下げていきます。↓↓

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