ラー文書「一なるものの法則」第二巻 前編:エネルギーの法則:チャクラ、性、そして触媒

ラー文書2巻
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 ラー文書第1巻では、高次元存在ラーとの接触を通じて、「一なるものの法則」という宇宙の根源的な真理、意識進化の階梯である「密度」、そして私たちの惑星と宇宙との関わりについて学びました。

 第二巻では、さらに深く、私たち自身の内なる宇宙へと探求を進めます。
 本記事(前編)では、私たちの存在を構成する「心・身体・霊 複合体」の構造、そのエネルギーセンターである「チャクラ」の働き、他者との重要なエネルギー交換である「性的エネルギー」、そして人生のあらゆる経験を成長の糧とする「触媒」の法則に焦点を当てていきます。

 これらのエネルギーの法則を理解することは、自分自身をより深く知り、日々の体験を通して霊的な成長を加速させるための鍵となるはずです。

目次

私たち自身のエネルギー構造:心・身体・霊 複合体とチャクラ

心・身体・霊 複合体の定義と相互関係

 ラーは私たち人間を「心/身体/霊 複合体」と呼び、これら三つは不可分に絡み合っていると強調します。

 「身体」とは、私たちがこの物質次元(第三密度)で経験するために使う、いわば「乗り物」です。
 それは化学的な素材で構成されていますが、より高次の精妙な体の現れでもあります。

 「心」は、霊からの流入と身体からの情報を受け取り、感覚、感情、思考などを統合する複合体です。

 心の深層には直観があり、さらに根源には意識の連続性(集合的無意識や宇宙意識への繋がり)が存在します。

 「霊」は、宇宙、惑星、個人レベルからのエネルギーや情報が流れ込む伝達経路(チャネル)であり、バランスの取れた心と身体を通して、私たちが「知的無限(すべてなるもの、ソース)」へとアクセスするための入口(ゲートウェイ)でもあります。

 これら三つは常に相互作用しており、どれか一つだけを取り出して扱うことはできません。
 
 霊的成長のためのワークも、必ずこの三つの統合的な視点から行われる必要があります。

エネルギーの流れと7つのチャクラ(エネルギーセンター)

 私たちの心/身体/霊 複合体には、主要な7つのエネルギーセンター(チャクラ)があります。

 これらは、宇宙からのエネルギー(プラーナ、気、愛/光)を取り込み、私たちの存在全体に分配する渦(ヴォルテックス)のようなものです。

 ラーはこれらのセンターを「光線」という言葉で表現します。

 第二巻では、これらのエネルギーセンターの役割がさらに詳しく語られます。
 
 特に「主要光線」と「推移光線」という視点が重要です。

  • 赤色光線(第一チャクラ):
     基礎となるエネルギー。生存本能、生命力に関わる。すべての密度の基礎。
  • オレンジ色光線(第二チャクラ):
     個人的な力、自己主張、一対一の関係性に関わる。黄色への推移光線。
  • 黄色光線(第三チャクラ):
     自己認識、社会性、集団との関係、知性に関わる「主要光線」。心と身体のバランスを最大限に強化する場所。
  • 緑色光線(第四チャクラ):無条件の愛、共感、他者への受容、普遍的な愛に関わる。青色への推移光線であり、霊的な仕事の情報資源。
  • 青色光線(第五チャクラ):
     コミュニケーション、自己表現、意志の放射に関わる最初の真の「主要な霊的光線」。共同創造者としての能力に関わる。
  • 藍色光線(第六チャクラ):
     叡智、直観、霊視、「知的無限」への入口(ゲートウェイ)。達人が取り組む光線。
  • 紫色光線(第七チャクラ):心/身体/霊複合体の総和、霊的実体、アイデンティティを示す。常に存在し、活性化の議論には通常登場しない。
チャクラとオーラのイラスト
身体におけるチャクラの色と場所

 これらのエネルギーセンターは、下から順番に活性化されるだけでなく、相互に影響し合い、バランスを取りながら機能することが重要です。

交流するエネルギー:性的エネルギー交換の法則

性的エネルギー交換とは何か?:基本的なメカニズムと目的

 ラーは、性的な相互作用を重要な「エネルギー移動(交換)」の機会として捉えています。

 これは、二つの心/身体/霊 複合体が持つ極性(男性性/女性性など)によって生じるエネルギーの流れです。

 その主な目的は、単なる生殖(赤色光線レベル)だけでなく、「創造主が自身を知る」ための体験を深めること、そして特に他者への奉仕の機会を提供することにあります。

 二つの存在が互いに引き合う「磁力」は、エネルギーが自由に流れるための自然なメカニズムです。

 このエネルギー交換を通じて、喜び(緑色光線レベルの活性化)や、さらには「知的無限」への扉を開く体験(高次光線レベル)が可能になります。

各チャクラレベルでの性的エネルギー移動

 性的エネルギー交換は、関わる存在たちの意識レベル(活性化しているチャクラ)によって、その質と結果が大きく異なります。

  • 赤色光線レベル:
     生殖本能に基づくランダムな交換。受精の可能性。
  • オレンジ・黄色光線レベル:
     支配欲(相手をモノとして扱う)や個人的な力の発揮が関わる交換。
     片方だけがこのレベルだと、相手に渇望感やエネルギー障害(ブロック)を生む。
     両者がこのレベル(例:支配と隷属の関係)だと、ネガティブな極性化の可能性。
  • 緑色光線レベル:
     普遍的な愛に基づく相互強化的な交換。
     女性性は存在の根源からエネルギーを引き出し再活性化、男性性はインスピレーションを得て霊を満たす。
     互いに過剰なエネルギー(女性性=直観的、男性性=身体的)を解放し合う。
     怖れや所有欲がなければ、このレベルで大きなポジティブな極性化が可能。
  • 青色光線レベル:
     自由な自己表現とコミュニケーションを可能にする交換。相手への完全な受容が基本。
  • 藍色光線レベル:
     「創造主」から「創造主」へのエネルギー移動。
     「知的無限」への接触が可能になる神聖なレベル。

 高次の光線(青・藍)のエネルギー移動は、相手が少なくとも緑色光線レベルに達していないと起こりにくい、あるいは受け取られません。

エネルギー障害(ブロック):恐れや所有欲が引き起こすもの

 性的エネルギー交換において、エネルギーの流れが妨げられる主な原因は、「所有することや所有されることへの怖れ」、あるいは逆に「所有することや所有されることへの願望」です。

 これらの感情は、特に緑色光線レベルでの自由なエネルギー交換を阻害し、不満や渇望といった「エネルギー障害」を引き起こします。
 これは、自己や他者を「一なるもの」の一部として完全に受け入れられていない状態、つまり分離の意識が根底にあることを示唆します。

エネルギーのブロック

ポジティブ/ネガティブな極性化と性的エネルギー

 性的エネルギー交換は、霊的な極性化(他者への奉仕/自己への奉仕)を加速させる強力な機会となります。

 緑色光線以上のレベルでの交換は、無条件の愛や自由な自己表現、そして「知的無限」との接続を通じて、他者への奉仕(ポジティブ)の道を深めます。

 一方、オレンジ・黄色光線レベルでの支配・被支配の関係性は、自己への奉仕(ネガティブ)の道を強化する可能性があります。
 ラーは、現代社会において、社会的なゆがみがポジティブなエネルギー交換を混乱させ、ネガティブな極性化を助長する傾向があることも指摘しています。

同性愛についてのラーの見解

 ラーは、同性愛的な指向を持つ存在について、過去生で反対の性別を多く経験したことによる影響や、現代社会の過密な状況下でのオーラの侵害による混乱が原因である可能性を述べています。

 しかし、重要なのは、性的指向に関わらず、その関係性の中で誠実な緑色光線の愛(普遍的な愛)を表現し、奉仕することが可能であり、それによってエネルギー的な障害も乗り越えられる可能性がある、という点です。

触媒(カタリスト)を使いこなす:経験は学びの宝庫

「触媒」とは何か?:人生の出来事がもたらす学びの機会

 ラーは、私たちが人生で経験するあらゆる出来事、特に困難や挑戦、苦痛などを「触媒(カタリスト)」と呼びます 。
 これらは偶然起こるのではなく、私たちの意識の成長と進化を促すために「ロゴス(創造主の個別化意識)」によって用意された、あるいは転生前に私たち自身(高次自己)が計画した学びの機会です。

 触媒自体に良いも悪いもありません。
 重要なのは、その触媒に対して私たちがどのように反応し、何を選択し、そこから何を学ぶかです。

色々な人生経験

触媒の活用法:感情的反応の観察とバランス

 触媒に対する最初の反応(怒り、悲しみ、喜びなど)にまず気づくことが、触媒を学びのために使う第一歩です。

 ポジティブな道を選ぶ者は、その感情(例えば怒り)を否定せず、まずそれ自体を受け入れ、愛し、感謝します。

 そして、その感情のエネルギーの根源を探り、なぜその反応が起きたのかを理解し、最終的には対象(他の自己や状況)をも含めて赦し、和解し、全体と再統合しようとします。

 ネガティブな道を選ぶ者は、感情(例えば怒り)を受け入れるのではなく、それをコントロールし、原因となった他者や状況を支配するための力として利用しようとします。

 触媒に対する反応を意識的に観察し、受け入れ、バランスをとる練習を続けることで、私たちは経験から最大限の学びを得ることができます。

 バシャールの言うように、どんな状況も自分が引き寄せていると理解し、その中にあるポジティブな意味を見出す姿勢とも通じます。

病気という触媒

 ラーは、ガンなどの病気もまた、触媒として作用しうると述べています。

 これは、心の中の未解決な怒りや不調和(例えば自己や他者への不赦)といったエネルギー的なブロックが、身体レベルで顕在化したものである可能性があります。

 第四密度のような意識がより透明になる次元では、このようなアンバランスはより明確に自己に示され、原因(例えば特定の感情や思考パターン)を理解し、それを受け入れ、赦し、バランスをとることで、自己治癒が起こりやすくなります。

 第三密度においても、病気の原因となる可能性のある内面の不調和(特に怒りなど)に気づき、それに向き合い、自分自身と他者を赦すことが癒しの鍵となりえます。

 食事への配慮なども、自己への敬意の表れとして、このプロセスを助けることがあります。

転生前のプログラミング

魂のプログラミング

 意識的な存在(特に転生経験を重ねた魂)は、次の転生で経験したい主要な学びのテーマや課題、出会う可能性のある人々との関係性などを、ある程度「プログラミング」して生まれてくるとラーは言います。
 これは、魂の成長に必要な特定の触媒を得るための計画です。

 ただし、これは運命決定論ではなく、あくまで「可能性のガイドライン」です。
 人生でその機会(触媒)が訪れたときに、それを使うかどうか、どのように反応するかは、完全に個人の自由意志に委ねられています。

 一度機会を逃しても、学びが完了するまで同様の課題が別の形で繰り返し提示されることもあります。

 また、転生前に意欲的に多くの課題を設定しすぎると、かえって混乱し、学びの機会を最大限に活かせなくなる可能性もあるため、注意が必要です。

エネルギーセンターのバランスと活性化

なぜバランスが重要なのか?

 ラーは、各エネルギーセンター(チャクラ)を最大限に活性化させることよりも、それらの間の「バランスと調和」の方が霊的成長や収穫(アセンション)において、はるかに重要だと繰り返し強調します。

 たとえ個々のチャクラが非常に強く輝いていても、全体のバランスが取れていないと、高次のエネルギー(例えば収穫時の愛/光の流入)を受け止めきれなかったり、歪んだ形でしか表現できなかったりするためです。

 完全にバランスの取れた存在は、すべてのエネルギーセンターが純粋な光で均等に輝き、全体として白い光(オーラ)を放つとされています。

バランスとチャクラ

体験を受け入れ、バランスをとるプロセス

 バランスをとるための鍵は、日々の体験(触媒)に対する自分自身の反応(思考、感情、行動)を正直に観察し、それを判断せずに受け入れることです。

 不適切だと感じた反応があれば、それがどのエネルギーセンター(光線)のアンバランスから来ているのかを探求します。
 そして、その体験全体を赦し、愛と理解をもって受け入れることで、エネルギーセンターは自然に調和していきます。

 エイブラハムの言う「抵抗を手放し、許可する(Allowing)」というプロセスとも似ています。

揺るがない状態(真のバランス)とは何か?

 真にバランスが取れた状態とは、感情を抑圧したり、無関心になったりすることではありません。
 それはむしろ、どんな状況に遭遇しても、それを判断せずに「すべては一つである(一なるものの法則)」という視点から観察し、その中に愛と奉仕の機会を見出すことができる状態です。

 このような存在にとっては、もはや「感情的に緊迫した状況」というものは存在せず、すべての体験はただ「在る」ものとして、愛をもって受け入れられます。
 この状態に達すると、もはや外部からの触媒は必要なくなり、自らが経験の共同創造主となることができます。
 これには忍耐強い練習が必要です。

まとめ:エネルギーを理解し、自己を知る

 ラー文書第二巻・前編では、私たちの内なるエネルギーシステムであるチャクラ、他者との深いつながりを生む性的エネルギー交換、そして人生のあらゆる経験を成長の糧に変える触媒の法則と、それら全てを統合するバランスの重要性について探求しました。

 これらのエネルギーの法則は、私たちが自分自身を理解し、日々の生活の中で意識的に霊的成長を遂げるための、具体的で実践的な知恵を与えてくれます。
 触媒に気づき、感情を受け入れ、バランスをとる練習を通して、私たちは内なるエネルギーの流れをより良くマスターしていくことができるでしょう。

 ↓↓後編↓↓では、この自己理解をさらに深め、私たちを導く高次自己、意識の普遍的な設計図である元型(アーキタイプ)、そして個を超えた集合意識の世界へと、さらに広大な旅を続けます。

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