シルバーバーチとは何か？霊的な教えと現代への影響について

　あなたは、『シルバーバーチ』という言葉を聞いたことがありますか？

　シルバーバーチとは、およそ三千年前に地球上で生活したとされる高次元の存在であり、1920年から1980年まで、イギリスの霊能者（霊媒）であるモーリス・バーバネルの体を借りて、霊の高位の階層からの教えを伝えました。

　『シルバーバーチの霊訓』とは、日本でも有名な書籍であり、シルバーバーチの語った話を書き留めたものです。

　シルバーバーチの霊訓は、他の多くの霊界通信と比較され、正確に霊界からの教えを記した矛盾のない霊訓とされ、スピリチュアリズム思想を学ぶ際に、最も重要視されています。

　この記事では、世界三大霊訓の１つであるシルバーバーチの霊訓の最も大切な内容について、簡潔にまとめてみました。

シルバーバーチとは何か？その背景と特徴に迫る

　シルバーバーチは、古代の精神的存在であると考えられており、約3000年前から現世で活躍していたとされています。


　1920年にモーリス・バーバネルを介して霊界との通信を始め、60年間にわたってコミュニケーションを継続してきました。その伝えられた古代の知恵と知識は、今でも多くの人々に影響を与え続けています。

　「シルバーバーチの霊訓」という書物は、古代からの霊的な教えや知恵を集約したものであり、人生における意味や目的に関してはっきりと答えてくれる、不滅の名作であると考えられています。

　また、この書物は地球人類の運命を決定するような歴史的な使命を有しているとされています。

　シルバーバーチの霊訓には、動物の進化とは違った早さで発展する人間の霊的な向上を主張し、病気や苦しみには意味があると考えられる生き方を提案しています。

　そして、死後の世界についても詳細に説明され、その知恵に多くの人々が深い感銘を受けました。

　シルバーバーチの霊訓は、人生の意義や目的についての理解を深め、自分自身の向上や成長を促進することができます。

　さらに、シルバーバーチは、霊的なものを最優先する職業の人たちに助けを提供し、ポジティブな方向に人々の生き方や考え方を変えることが可能です。

　彼が伝えた霊的なメッセージや教えは、現代社会でも受け入れられる普遍的な要素を含んでおり、数多くの人々に影響を与え続けています。

モーリス・バーバネルとは何者か？シルバーバーチの創始者について

　モーリス・バーバネル(Maurice Barbanell、1902年-1981年)は、英国のスピリチュアリスト(霊媒・チャネラー)であり、シルバーバーチの霊界通信を伝えたことで有名です。

　彼は、イギリスの心霊主義専門新聞『 サイキック・ニュース 』の編集者でしたが、スピリチュアルな経験を積み、1920年に自分自身でも霊的な能力を開花させ、霊媒として活動するようになりました。

　バーバネルは、シルバーバーチとのスピリチュアルなコミュニケーションを開始し、60年以上にわたりそのメッセージを伝え続けました。

　シルバーバーチの霊界通信を伝えることで、多くの人々に影響を与え、スピリチュアリズムに興味を持つ人々の目を開くきっかけを作ったバーバネルは、イギリスで高い評価を受けています。

　バーバネルは、自分自身が霊的な経験を通じて、人々が自己を癒し、精神的に成長することができることに関心を持ち、その伝えたメッセージを継続していました。

シルバーバーチが語る『人生の意味や目的』とは？

　シルバーバーチは、人生の意味や目的について多くの教えを伝えています。

　彼の教えは、人々が自分自身や他人、そして宇宙とのつながりを理解し、自分自身を実現するための導きとなるものと言えます。

　シルバーバーチの説く人生の意味や目的についての代表的な教えをいくつかご紹介します。

上に述べたように、シルバーバーチは、個人的な成長と共に、人生の意義や目的について進化することを強調しています。
　同様に、彼は「人間が自分自身を超えるためには、自分の思考と感情を支配する力を知る必要がある」ということを述べています。

　要するに、人間は自分自身の内にある潜在能力を発揮して、自己実現を達成するために、内面的な探求と成長を継続する必要があるということです。

　シルバーバーチは、人生で出会う困難や苦難を通じての成長が大切だと考えています。

　彼は、「苦しい経験は自己成長のチャンスでもあり、大切な学びの機会である」と語り、苦しむことで人が成長するには自分自身を見つめ直し、反省することが必要だと主張しています。

シルバーバーチが語る『愛や善意の重要性』とは？

　シルバーバーチは、愛や善意の重要性を強く説いています。

　彼は、愛が人間の原点であり、人生を真に意味のあるものにするためには必要不可欠だと主張している。

　彼の教えによれば、「愛」とは単に感情的なものではなく、自分自身を超えたり、自己実現を達成するためにも、そして他者とのつながりを強めるためにも必要なものであるとされています。

　シルバーバーチは、愛と善意が宇宙における最も重要な力であると考えています。

　彼は、愛や善意がない世界では、生命も進化も存在せず、全てが静止してしまうと言っています。

　そして、人間は自分勝手な思考から脱却し、他人のことを親切に思いやることで、愛と繋がりを生み出せると主張されています。

　またシルバーバーチは、  愛こそが宇宙の基本法則の１つであると主張しています。

　彼は言っています、宇宙は愛とバランスの原則によって支配され、この原則を理解することが人生をさらに充実したものにする秘訣であると。

さらに進化するにつれて、彼は、愛や善意をより重要視し、自己中心的な欲望からの解放が必要であることを主張しています。

シルバーバーチとカルマの法則：原因と結果の不思議なつながり

　シルバーバーチは、宇宙の法則についてたくさんの教えを語っていますが、特に因果の法則について、多く語っています。

　その重要な点について、以下にまとめました。

カルマの基本：行いと報いの関係

　カルマの法則は「行いが報いとなる」というシンプルながら奥深い考え方です。

　優しさを広めれば、その優しさは何らかの形で自分に戻ってきます。

　逆に言えば、悪い行いをすれば、それが自分にも影響を与える可能性が高いということです。

カルマは単なる善悪の報酬ではない

　このカルマの法則はただの「善悪の報酬」ではなく、行動そのものよりも、その背後にある意図や感情が重要と述べています。

　たとえば、同じように人を助けたとしても、その動機が自己中心的なものであれば、そのカルマの影響も異なります。

選択と運命：カルマの二面性

　シルバーバーチは、「カルマは運命ではなく、選択です」と強調しています。

　過去の行動が今の状況に影響を与えるかもしれませんが、それを変える力は今、この瞬間にもあることを強調しています。

　過去に失敗したとしても、今の行動で未来を変えることができるということです。

カルマを良い方向に導く方法

　どうすればカルマを良い方向に導くことが出来る方法として、シルバーバーチは、自己啓発や他人への奉仕、愛と善意の実践を通じて、カルマをポジティブに変えることができると教えています。

カルマは個人だけのものではない

　カルマは個人だけの影響でなく、集団や社会全体にも影響を与えるとシルバーバーチは語っています。

　戦争や虐待などの社会的問題は、その社会全体のカルマとも言えると述べています。

責任を持つことの重要性

　自分一人の行動が大きな影響を持つと理解した上で、責任を持って行動することが重要です。

　これがカルマを理解し、より良い未来を築く第一歩となるのです。

　このように、シルバーバーチの教えは非常に奥が深く、日常生活にも多くのヒントを提供してくれます。

　ぜひ、この機会にその教えを深く理解し、自分自身の人生に活かしてみてください。

シルバーバーチが語る『心の声や良心に従うこと』の重要性

　シルバーバーチは、人生において非常に重要なことは、自分の心の声や良心に従うことだと説いています。

　彼は、人が持つ最高の指南である心の声を聞き、自分自身の直感や良心を信じることが、人生を良い方向に導くことができると言っています。

　ただし、内なる声に従わないことで、逆に誤りや苦しみを経験する可能性があると警告しています。

　シルバーバーチは、自分自身の内なる声に従うことで、人生での決断や選択に自信を持ち、自己実現や成長につながると説いています。

　自分自身の内面を聴き、正しいことを行うと思うことが、周囲の人々に害を与えたり悪い影響を及ぼす場合は、自分の行動を再考する必要があると述べられています。

　シルバーバーチは、個人の内面の声や良心に従うことが、人生において不可欠な指針であることを伝えています。

　内なる声に注意を払い、適切な選択をすることによって、幸福な生活を送ることが可能であるとされています。

シルバーバーチが語る死後の世界とは？

死後の世界：霊的な成長と進化の場所

　シルバーバーチによると、死後の世界は物質的な世界とは全く異なります。

　この世界は霊的なものであり、人間の霊的な成長と進化のための場所とされています。

　つまり、死後も人の意識は存続し、人々は自身の人生を反省し、その結果に対して責任を負う必要があるとされています。

死後の世界での経験と霊的な指導

　個人の感情や欲求も死後の世界で存在し、それを制御するには強い意志力や精神力が必要です。

　また、この世界では新たな経験の場が与えられ、霊的な存在たちが指導役として現れることもあります。

　人々が霊的に成長して進化するためには、導師を従い、精神的に成長することが重要な要素とされています。



　最後に、シルバーバーチは人生を「永遠に続く霊的な旅」と表現しています。

　死後の世界はその旅が続く場所であり、地球上の現実とは異なり、時間や空間の束縛がないとも言われています。

　そのため、死後の世界での人々の経験は、地球上での現実とは全く異なるものになる可能性が高いと考えられています。

まとめ

　シルバーバーチは、1900年代初頭に活躍した精神的存在であり、モーリス・バーバネルを通じて多くの教えを伝えています。

　重要な教えの中には、人生の目的や意味、愛や善意の大切さ、カルマという因果応報の法則、良心や心の声に従うこと、そして死後の世界などが含まれます。

シルバーバーチは、自己成長や他人への奉仕、そして愛や善意の実践を通じて、カルマをポジティブな方向に変え、幸福や豊かさを得ることができると説いています。

　彼が伝えた霊的なメッセージや教えは、現代社会にも適用可能であり、多くの人々に影響を与え続けています。

にほんブログ村

応援ポチしてもらえると嬉しいです。ありがとうございます🌞